バリデーションケアという認知症のセラピーを勉強しました。
バリデーションケアとはアメリカでナオミ・フェイルが開発した方法で、アルツハイマー認知症および類似の認知症高齢者とのコミュニケーションを行う為のセラピーの1つ。
認知症の方とのコミュニケーションは黙って聞いていればいい(最終的には話がかみ合う)とホームヘルパー2急の講師の方から言われました。
バリデーションのテクニック
1センタリング(精神の統一・集中)
精神の集中を行い、自分自身の怒りやイライラから解放される事よって、コミュニケーションを取ろうとする相手の気持ちを心から 感じとれる。
2事実にもとづいた言葉
事実を聞く質問に集中する。「誰が」「どこで」「どうやって」というような質問です。「何故?」という質問はさける。
3リフレーシング
相手の言う事をくり返して、それが確認されると安心する事を理解 する。
同じ言葉を繰り返すだけでなく、声の大きさや抑揚なども本人にあわせる。
4思いで話をする
過去を尋ねることによって、見当識障害のある人が昔使っていた方法を取り戻す手伝いができる。「いつもこうしていた・・」など昔の記憶を思い出すきっかけをつくります。
5真心をこめたアイコンタクトを保つ
見当識障害のある高齢者は、介護者が親密なアイコンタクトを通じて愛情を示してくれた時、自分が愛されていると感じます。たとえ ば視力に障害があっても、精神を集中して相手の目を心を込めてみ つめていればそれを感じる事ができます。
6ミラーリング(相手の動きや感情に合わせる)
高齢者がうろうろ歩きまわる時、介護者は一緒に歩きまわります。 彼らが深く息をした時は、介護者も深く息をします。共感をこめて、鏡に映した様に同じ行動をすることは信頼を築くのに役立ちます。(徘徊すると付いて行く)
7タッチング(触れる)
見当識障害のある高齢者とコミュニケーションをとる為に介護者は、彼らの世界に入り込み、愛する人が彼らに触れたのと同じように、優しく触れる必要があります。タッチングする時は、必ず高齢者の正面からアプローチし後ろや横から近づいて驚かせないように気を着けます。
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